魚の塩締めのやり方【刺身がぐっと美味しくなる】

魚屋歴20年以上の現役魚屋が教える、塩締めの基本とコツをまるごと解説します。塩締めをするだけで、いつもの刺身がワンランクアップしますよ!
塩締めとは?
塩締めとは、魚の切り身や柵に塩をふって、余分な水分を抜く下処理のことです。水分が抜けることで、身がしっかり締まり、旨味が凝縮されます。魚屋の現場でも日常的に使うプロの技術です。
塩締めをするとどんないいことがあるの?
塩締めをすることで、次の3つのメリットがあります。
ひとつ目は、身が締まって食感がよくなることです。水っぽさがなくなり、プリッとした歯ごたえになります。
ふたつ目は、旨味が凝縮されることです。余分な水分が抜けることで、魚本来の旨味がぎゅっと濃くなります。
みっつ目は、臭みが取れることです。魚の臭みの原因となる水分も一緒に抜けるので、生臭さが和らぎます。
塩締めに向いている魚
塩締めは、特に白身魚に向いています。
タイ
ヒラメ
カレイ
スズキ
マダイ
アジやサバなどの青魚にも使えますが、青魚の場合は酢締めと組み合わせることが多いです。
用意するもの
魚の切り身または柵(今回はタイを例に説明します)
塩(粗塩がおすすめです。食卓塩より粒が大きく、均一に水分を抜けます)
バット(ステンレス製またはプラスチック製のもの)
キッチンペーパー
ラップ
塩締めのやり方【手順】
①魚の水気を拭く
魚の表面についている水気を、キッチンペーパーでしっかり拭き取ります。最初に水気を取ることで、塩がムラなくなじみます。
②塩をふる
バットの底に薄く塩をひき、その上に魚の切り身を並べます。切り身の上からも全体にまんべんなく塩をふります。塩の量は、魚の重さに対して1〜2%が目安です。100gの魚なら1〜2g(小さじ1/3程度)です。
③ラップをして冷蔵庫で休ませる
塩をふったらラップをして冷蔵庫に入れます。時間の目安は次のとおりです。
薄い切り身(〜1cm):15〜20分
厚い柵(2〜3cm):30〜40分
長く置きすぎると塩辛くなりすぎるので注意してください。
④出てきた水分を拭き取る
時間が経つと、魚の表面に水分が出てきます。これをキッチンペーパーでしっかり拭き取って完成です。
よくある失敗と対策
失敗①:塩が多すぎて塩辛くなった
対策:塩の量は「薄っすらかかるくらい」で十分です。最初は少なめから試してみましょう。
失敗②:時間を置きすぎた
対策:タイマーをセットしておくと安心です。30分以上は置かないようにしましょう。
塩締め後の保存方法
塩締めした魚はその日のうちに食べるのがベストです。どうしても保存する場合は、キッチンペーパーで包んでラップをし、冷蔵庫で翌日までに食べてください。
まとめ
塩締めは難しそうに見えて、実はとてもシンプルな作業です。慣れてしまえば5分もかかりません。ぜひ今夜の刺身で試してみてください!
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