【塩焼きはシンプルだからこそ差が出る】
魚の塩焼きは材料も作り方もシンプルな料理です。しかしシンプルだからこそ、塩の使い方と焼き方で仕上がりに大きな差が出ます。スーパーや魚屋で買った同じ魚でも、塩の当て方や焼き方を変えるだけで、お店で食べるような絶品の塩焼きが自宅でも作れます。魚屋歴26年の現場で学んだコツをお伝えします。
【塩焼きに向いている魚】
サンマ:秋の塩焼きの王道です
アジ:手頃な価格で塩焼きにしても絶品
サバ:脂がのっていて塩焼きにすると旨みが増します
タイ:上品な白身で塩焼きにすると皮がパリッと仕上がります
鮭(サーモン):脂がのっていてジューシーな塩焼きになります
ホッケ:開きにして塩焼きにすると定番の一品になります
【塩の種類と選び方】
塩焼きに使う塩は食塩ではなく粗塩(あらじお)がおすすめです。
粗塩は粒が粗いため魚の表面にまんべんなく付きやすく、余分な水分をじっくり引き出してくれます。食塩は粒が細かすぎて塩辛くなりやすいので塩焼きには向いていません。スーパーで売っている安い粗塩で十分です。
【塩の当て方のコツ】
①振り塩(ふりしお)
魚から20〜30cm上から塩をまんべんなく振ります。近すぎると一か所に塩が集中して塩辛くなるので注意しましょう。
②塩の量の目安
魚の重さに対して1〜2%が基本です。200gの魚なら2〜4g程度です。
③塩を当ててから置く時間
塩を振ったら15〜30分そのまま置きます。この間に魚の余分な水分が出てきます。
④水分を拭き取る
表面に出てきた水分をキッチンペーパーでしっかり拭き取ります。この水分に臭みが含まれているので必ず拭き取りましょう。これが絶品塩焼きへの一番大事なポイントです。
【焼き方のコツ】
魚焼きグリルの場合
グリルを事前に予熱しておきます
盛り付けたときに表になる面から先に焼きます
強火で一気に焼くのが皮をパリッと仕上げるコツです
目安はこちらです
アジやサンマ(小型):片面4〜5分ずつ
鮭や切り身(中型):片面5〜6分ずつ
タイの姿焼き(大型):片面8〜10分ずつ
フライパンの場合
クッキングシートを敷いて中火で焼きます
最初は皮目から焼いて皮をパリッとさせます
フタをして蒸し焼きにすると中までふっくら仕上がります
【尾びれと骨が焦げるのを防ぐ方法】
尾びれや骨の出ている部分は焦げやすいです。焼く前にその部分だけ多めに塩を塗っておくと焦げにくくなります。これを化粧塩(けしょうじお)といいます。見た目もきれいに仕上がるのでぜひ試してみてください。
【塩焼きをさらにおいしく食べるために】
すだち・レモン:さっぱりした酸味が脂をきれいに切ってくれます
大根おろし:消化を助ける効果もあり塩焼きの定番の付け合わせです
醤油は少量:大根おろしに少し醤油をたらして食べると絶品です
【まとめ】
魚の塩焼きを絶品にするポイントは粗塩を使うこと・塩を振ったあと水分をしっかり拭き取ること・強火で一気に焼くことの3つです。どれも難しい技術は必要ありません。ぜひ今日の夕食から試してみてください!
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魚の塩焼きを絶品にする方法|魚屋が教える塩の使い方と焼き方のコツ
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