タカノハダイは磯臭さから敬遠されがちな魚ですが、正しい調理法を知れば驚くほど美味しく食べられます。魚屋として長年様々な魚を扱ってきた経験から言うと、臭みのある魚こそ調理法次第で化ける可能性を秘めています。今回はタカノハダイの美味しさを最大限に引き出すレシピをご紹介します。
【タカノハダイの塩焼き】
タカノハダイを美味しく食べるシンプルな方法のひとつが塩焼きです。臭みが気になる方は塩をふって水分を抜いてから焼くことで、かなり臭みが抑えられます。
材料(2人分)はタカノハダイ2尾、塩適量、すだちまたはレモン適量です。
作り方はまずタカノハダイに塩をふり30分ほど置きます。出てきた水分をキッチンペーパーでしっかり拭き取ってください。グリルを予熱してから皮目を下にして入れ、中火で8〜10分焼きます。皮がこんがりしたら裏返してさらに5分ほど焼いて完成です。すだちやレモンを絞るとさっぱりとした仕上がりになります。皮目をパリッと焼き上げることで磯の香りが香ばしさに変わり、臭みではなく風味として感じられるようになります。
【タカノハダイの味噌煮】
臭みのある魚には味噌煮が非常に効果的です。味噌と生姜の力で臭みがしっかり抑えられ、濃厚な旨みのある一品に仕上がります。
材料(2人分)はタカノハダイ2尾、味噌大さじ2、みりん大さじ2、酒大さじ3、砂糖大さじ1、生姜1かけ、水100mlです。
作り方はまず鍋に酒・みりん・水を入れて中火にかけ、沸騰したらタカノハダイを入れます。生姜は薄切りにして一緒に加えてください。5分ほど煮たら味噌と砂糖を溶き入れ、落し蓋をしてさらに8〜10分煮ます。煮汁が半量程度になったら火を止めて器に盛り付け、煮汁をかけて完成です。ご飯との相性が抜群で、臭みが気になっていた方でも美味しく食べられる調理法です。
お客さんから「タカノハダイって美味しいの?」と聞かれたとき、私はいつも「味噌煮にしてみてください」とおすすめしています。臭みのある魚が苦手な方でも味噌煮にすると食べやすくなることが多く、「こんなに美味しいとは思わなかった」と言っていただけることがよくあります。魚屋として一番嬉しい瞬間のひとつです。
【タカノハダイの唐揚げ】
唐揚げにすることで臭みがほとんど気にならなくなります。外はカリッと中はふっくらした仕上がりで、子供から大人まで喜ばれる一品です。
材料(2人分)は三枚おろしにしたタカノハダイの身2枚、醤油大さじ1、酒大さじ1、生姜汁小さじ1、片栗粉適量、揚げ油適量です。
作り方はまず身を一口大に切り、醤油・酒・生姜汁を混ぜたタレに15分ほど漬け込みます。タレから取り出してキッチンペーパーで水気を拭き取り、片栗粉をまんべんなくまぶしてください。170〜180度の油で3〜4分揚げて表面がカリッとしたら完成です。レモンを絞ってさっぱりと食べるのがおすすめです。生姜汁をしっかり使うことが臭み消しの大きなポイントになります。
【タカノハダイのアクアパッツァ】
洋風に仕上げるならアクアパッツァも相性抜群です。トマトとオリーブオイルの酸味と風味が磯の香りと絶妙にマッチして、おしゃれな一品になります。
材料(2人分)はタカノハダイ1尾(内臓・ウロコ処理済み)、ミニトマト8個、あさり200g、ニンニク2かけ、白ワイン100ml、オリーブオイル大さじ2、塩・コショウ適量、パセリ適量です。
作り方はまずタカノハダイに塩・コショウをふります。フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて弱火で熱し、香りが出てきたらタカノハダイを皮目から入れて中火で焼きます。皮目に焼き色がついたら裏返し、白ワイン・ミニトマト・あさりを加えて蓋をして10分ほど蒸し焼きにしてください。あさりが開いたら塩・コショウで味を整えてパセリを散らして完成です。トマトの酸味が臭みを上手に中和してくれます。
【まとめ】
タカノハダイは塩焼き・味噌煮・唐揚げ・アクアパッツァと幅広い料理に活用できる魚です。臭みが気になる場合は塩をふって水分を抜くか生姜を使うことで大幅に抑えられます。味噌煮や唐揚げにすると臭みがほとんど気にならなくなり、白身の旨みをしっかり楽しめます。アクアパッツァにするとトマトの酸味が磯の香りと絶妙に合わさって上品な洋風料理に変身します。調理法次第で大きく評価が変わる魚ですので、ぜひ様々な食べ方を試してみてください。アニサキスがいる魚介類は一度マイナス18度以下で24時間冷凍して下さい。
捌き方はおととチャンネルで解説しています。ぜひチャンネル登録してご覧ください🐟✨
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タカノハダイの料理レシピ|臭みを活かす?消す?魚屋おすすめの食べ方
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