タマガンゾウビラメの美味しい食べ方|魚屋おすすめの料理レシピ3選

タマガンゾウビラメは市場にほとんど出回らない魚だが、白身で癖がなく食べやすいため、手に入ったときには様々な料理で楽しめる魚だ。魚屋の現場でもほとんど入荷しない魚ではあるが、釣り人が持ち込んでくれたときに実際に調理してみると、その美味しさに改めて気づかされることがある。小型魚ならではの調理法を活かせば、十分に食卓の主役になれる魚だ。今回はタマガンゾウビラメの特性を活かしたおすすめ料理を3つ紹介する。
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【タマガンゾウビラメの特性と料理への活かし方】
タマガンゾウビラメは白身で淡白な味わいが特徴の小型魚だ。身が薄く水分が多めの傾向があるため、刺身よりも加熱調理に向いている。小型魚であることを活かして丸ごと揚げる唐揚げや、骨ごと食べられる料理が特に相性がよい。淡白な味わいはどんな味付けにも馴染みやすく、和洋どちらの調理法にも対応できる使い勝手のよさがある。
身が薄いため火の通りが早いのも特徴だ。加熱しすぎると身がパサついてしまうため、火加減と加熱時間に注意しながら調理することが美味しく仕上げるポイントになる。
【おすすめレシピ① 唐揚げ】
タマガンゾウビラメの唐揚げは、小型魚ならではの骨ごとカリッと食べられる最もおすすめの調理法だ。内臓を取り除いた丸のままの状態で揚げることで、骨まで食べられるサクサクの仕上がりになる。
内臓を取り除いて水気をしっかり拭き取った魚に、醤油・酒・すりおろしたしょうがを合わせたタレを15〜20分ほど漬け込む。タレに漬け込むことで下味がつくと同時に臭みも抑えられる。漬け込んだ魚の水気をキッチンペーパーで拭き取り、片栗粉をまんべんなくまぶして揚げる。
油の温度は170度程度で一度揚げ、取り出して少し休ませてから180度の高温で二度揚げすることで外側がよりカリッと仕上がる。骨まで食べられる仕上がりにするには二度揚げが重要だ。揚げたてに塩を軽く振るだけで十分美味しいが、レモンを添えてさっぱりと食べるのもよい。魚屋の現場で小型のヒラメ科の魚を唐揚げにするとお客さんに好評で、骨ごと食べられることに驚いてもらえることが多い。
【おすすめレシピ② 煮付け】
タマガンゾウビラメの煮付けは、白身の上品な旨みを醤油ベースの甘辛い煮汁で引き出した家庭向けの定番料理だ。小型魚なので丸のままか、五枚おろしにした身を使って調理する。
鍋に醤油・みりん・砂糖・酒・水を合わせて火にかけ、煮汁が沸騰したら魚を入れる。落し蓋をして中火で煮ていくことで味が全体に均一に染み込む。タマガンゾウビラメは身が薄いため煮る時間は短めでよく、煮すぎると身が崩れてしまうので火加減に注意しながら進めよう。
煮汁が煮詰まってきたら魚に煮汁をかけながら照りを出して仕上げる。生姜を加えると臭み消しになり風味も増す。ご飯との相性が抜群で、淡白な白身に甘辛い煮汁がよく染みた仕上がりになる。
【おすすめレシピ③ ムニエル】
タマガンゾウビラメはヒラメの仲間であるため、ムニエルとの相性が非常によい。五枚おろしにした身を使って洋風に仕上げると、淡白な白身の上品さが際立つ一品になる。
五枚おろしにした身に塩こしょうを振り、小麦粉を薄くまぶす。フライパンにバターを溶かして中火で皮目から焼き始め、焼き色がついたら裏返して身側も焼く。タマガンゾウビラメは身が薄いため火の通りが早く、両面合わせて3〜4分程度で十分だ。仕上げにレモン汁をかけて完成だ。
バターの香りと白身の上品な旨みが合わさって、シンプルながら満足感の高い一品に仕上がる。付け合わせにインゲンやブロッコリーなどの野菜を添えると彩りも豊かになる。淡白な魚はバターとレモンの組み合わせで格段に美味しくなるというのは魚屋として長年実感してきたことだ。
【料理のまとめ】
タマガンゾウビラメは唐揚げ・煮付け・ムニエルのどれにしても淡白な白身の美味しさが楽しめる魚だ。特に唐揚げは骨ごと食べられる小型魚ならではの食べ方で、手軽に美味しく仕上げられる最もおすすめの調理法だ。市場ではほとんど見かけない魚だが、釣りで手に入ったときにはぜひこれらの料理で楽しんでほしい。
魚の捌き方はおととチャンネルで解説しています。
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